タンザニアからようこそ!アリ君の日本挑戦⚾️〜日ハム・本部・岐阜協立大・岐阜北高校との交流を通して〜

タンザニアからようこそ!アリ君の日本訪問記⚾️〜日ハム・本部・岐阜協立大・岐阜北高校との交流を通して〜

訪問までの応援

私の活動を知る多くの方がアリ君の訪日を歓迎し応援する声がたくさんありました。

その中でも、名古屋で開催したタンザニア報告会と、銀座てらすでタンザニア報告会では、たくさんの方が彼の日本へくるための募金にも協力していただけました。

 

大ピンチの連続だった入国まで

実は大変でした。想像以上に大変でした。

これは、自分自身の反省として今後お味失敗をしないためでもあり、同じように海外から外国籍の友人・知人を日本へ招待するときにお役に立てればと思い書かせていただきます。

 

ビザ申請と取得

とにかく書類の提出が大変。大きく二つ。

①必要な書類の枚数が多い。

なかなか手応えのある分量です。

僕の場合、出発の2週間前からの準備で、段取りがうまくいかず結局倍の4週間かかりました。(すみません!僕の準備不足でした汗)

☆必要な書類はこちらからダウンロードできます。

②書類のチェックは当然厳しい

恥ずかしながら僕の失敗例を2つ記しておきます。

一つ目は、航空券と滞在日程表の内容が一箇所違ったことです。ここは自分でも反省しました。

二つ目は、プリントアウトして提出した書類がアウト。もともとダウンロードした部分が違っていたのです。わかりやすく言うと、外務省の正式な書式からダウンロードしたのではなく、ネットで解説してある記事からダウンロードしたものに記入し、提出したところ受け付けてもらえませんでした(涙)。

その為、再度書類を作り直し、日本から国際郵便EMS(大きい郵便局にあります)から、2回目を郵送を行いました。これは気をつけましょう!

 

行政書士にお願いする場合はそれなりの費用を覚悟

専門家に任せれば、確実です。手間も省けるし、きちんと記入していただけるので安心です。よくある間違い、記入ミス、記入漏れなども防げるのは大きなアドバンテージです。僕はそんな余裕はありませんでしたので、自力でやりました。

 

那覇空港での感動の再会

よく来てくれました。

本当によく来てくれました。

 

タンザニアの高校生が、たった一人でアフリカのタンザニアから、はるばる日本まできてくれました。自分が高校生なら絶対にできなかったです。

まだかまだかとかれを待ちわびる心境は、子を思う親の気持ちのように感じました。

 

元気な姿を見れた時の嬉しさは格別でした!

 

 

日本ハムファイターズのキャンプ見学

球場のベンチに入っての練習の見学

特別な許可証を得て、今回は間近で見学させていただけました。近くで見るプロ野球選手の動きはアリ君にとっても貴重な体験になったと感じています。

 

本物の一流プロ野球選手からの激励

そして、本物の、一流のプロ野球選手からの激励は、彼にとって一生の財産になると思います。喝でおなじみの張本勲さんから始まり、日本だけでなくメジャーリーグも3球団経験された木田コーチ、そして私の大学時代の恩師でもあり、野球部の偉大な大先輩でもある栗山英樹監督にも、アリ君に直接会ってくださり、写真だけでなく、タンザニアの子供達への激励のメッセージを動画で撮影させていただけました。

プロ野球選手を目指すアリ君にとって、最高の経験であり、ますます野球人気が広がりつつあるタンザニアの子供たちにとっても本当に貴重な機会になりました。球団関係者の皆様、そして、今回このような機会にご協力くださった方々に改めて感謝しております。ありがとうございました!

 

大好きな中田翔選手との対面

アリ君は、日本ハムファイターズの動画をタンザニアでも良く見ていました。僕が行った時も、中田翔選手の動画を見ていると言っていました。今回、栗山監督と話をさせていただいた時にその話をすると、球団広報の方が、中田翔選手にわざわざ会わせてくれました。

 

練習後で翌日試合も控えている中でしたが、中田選手も快く応じてくださり、アリ君と写真をとってくれました。また、中田選手もタンザニアの子どもたちに激励のメッセージを動画撮影にご協力していただくことができ、感激しました。

しかも、帰り際に、ご自身が使っている試合用のバットまでプレゼントしてくださり、アリ君も僕も感動しっぱなしでした。

 

試合観戦での奇跡

日ハムの試合を3日間、観戦しました。プロ野球の試合を生で見るのももちろん初めてですので、アリ君も喜んでいました。自分も出たい。いつかプロ野球選手になりたいと改めて自分の夢を口にしていたのが印象的です。

 

そこでも奇跡が起きました。

 

3日目の最終日。日ハムと広島の試合。

試合の途中でしたが、一緒に練習に参加させていただいていた沖縄の本部高校さんとの練習に参加するために、球場を離れる時間がきました。ちょうど、大好きな中田翔選手の打席が回ってきたので、この打席を見たら球場を離れようとアリ君とも話していました。

 

日本で観れる最後の中田選手の打席。

 

『Sho Nakata ホームラン!!』僕の横で祈るようにアリ君が何度も横でつぶやいていました。すると本当に奇跡が訪れました。

 

振り抜いた打球がぐんぐん伸びて、そのまま右中間スタンドへ。

 

僕たちは大感動!!

 

アリ君にプレゼントしてくれたものとおんなじバットで、中田選手は、アリ君の目の前でホームランを打ってくれました。

 

まるで『頑張れ!』と応援しているかのようで、夢のようでした。

これもきっと一生忘れることのない思い出になったと思います‼️

 

沖縄県・本部高校野球部との練習

沖縄の本部高校の野球部の練習に参加させていただけることになりました。アリ君も実際にプロ野球選手のプレーを見てウズウズしていたので本当に喜んでいました。

 

本部高校野球部は、部員こそ多くはありませんが、ファイトとガッツがあり、何よりも僕たちを受け入れてくれる本当に温かいチームでした。監督の宮城岳幸先生を始め、選手もマネージャーもいきなり訪れたアフリカからのアリ君を快く受け入れてくれました。

初めての練習参加にも関わらず、練習の準備も手伝いたいと自ら志願し、積極的に何事にも取り組む姿には見ていて頼もしく思いました。

 

21世紀枠の候補にもなっており甲子園まで手が届きそうなところまできている本部高校。

練習内容も取り組みも素晴らしかったです!

 

暖かいはずの沖縄でしたが、今年一番の寒さ(笑)。

人生初めてのレベルの寒さに、アリ君もブルブル震えていましたが、練習には寒さそっちけで楽しそうに、嬉しそうに、全力で打ち込んでいました。

 

練習最終日には、お別れのセレモニーまでしていただき、胸が熱くなりました。

 

仲良く、楽しく交流する高校生たちの姿は、明るい未来を期待させてくれる本当に素晴らしいものでした。

グランドでお別れするまで笑顔だったアリくんですが、グランドを離れた途端、大きな喜びと寂しさで泣いていました。

 

僕にとっても忘れられない最高の時間でした。

 

岐阜協立大学での人生初の145km体験とハードなトレーニング

岐阜では岐阜協立大学野球部に練習に1日、参加させていただきました。

アリ君も日本の大学野球を見てみたいと強く希望していたこともあり、嬉しい機会をいただけました。

 

主にバッティング練習では、手投げ、マシン打ち、スローボール、変化球打ち、速球対策など、様々な狙いに応じた打撃練習を体験させていただきました。主将の宇須凌介選手が中心となって、練習内容を教えてくれたり、付いて行って英語や身振りで教えてくれていました。素晴らしいリーダーシップとともに、誠実な人柄に感動しました。

 

他のチームメイトの皆さんも、強化期間中最後の練習日で、疲れ切っているにも関わらず、親切な対応がとても印象に残りました。スポーツマンとして素晴らしい振る舞いが嬉しかったです。

 

アリ君にとっては、人生初の145kmのスピードボールを撃つチャンスをいただけました。

打ちたい気持ちが全身から溢れていましたが、ずっと野球をやっている人でも145kmは普通は当たりません。1球も当たらないことも稀ではありません。

 

しかし、野球を始めて4年もたっていないアリ君は3球目でバットに当てました。小森監督も驚いていました。さらにヒット性の打球も飛ばし、選手たちからも『ナイスバッティング‼️』の歓声が上がっていました。確実性や、パワーなど課題はもちろんありますが、彼のポテンシャルの高さやこれからの可能性を感じさせてくれるバッティング練習でした。

 

その後の、トレーニングは事前に相当きついことも伝えました。しかし、やりたいと主張。そこまで言うのならと言うことでトレーニングに参加。

 

タイヤを押す相当位ハードなトレーニング。人生で経験したことないほど追い込み、流石に終盤リタイヤ。最初からやらないのではなく、自分の意思で決定し、できるところまで挑戦したことが彼の財産になるはずです。それにしても、岐阜協立大学野球部が、近年全国大会に出場するなど、力をつけているのが練習を通してよくわかりました。技術、体力、取り組む姿勢や心が素晴らしいチームでした。

 

岐阜北高校での待望の試合と素晴らしい友情

私の母校でもあり、教員を志した学校でもあり、教員生活最後の学校でもある思い入れのある学校。

 

アリ君にとって、日本での最後の練習でした。

ここでも僕たち大人の心配とは裏腹に、生徒たちはあっという間に受け入れてくれ、溶け込んでいました。学校で習った英語を駆使し、笑顔で楽しそうに交流を深める。練習の準備や、練習の合間など、何気ない時間でさえ見ていて微笑ましく感じました。

 

トレーニングや打撃練習、キャッチボールや守備練習などの基本練習でも、声を掛け合いながら真剣に楽しむ姿はとても新鮮でした。もしかしたら日本に必要なもの、タンザニアに必要なものをお互いに自然と補い合っているように感じました。

 

アリ君にとって初めての練習ばかりでしたが、本部高校、岐阜協立大学での練習の成果が感じられ本人も嬉しそうでした。岐阜北高校の生徒たちにとっても、全く環境も文化も言葉も違うアフリカの高校生との交流はきっと何か新しい気づきや触発を生んだのではないでしょうか。

練習とは関係ない場面でしたが、アリ君に渡した間食用のチョコレート。お腹が空いた時用に一口サイズのものを多めに彼に渡していました。するとちょっとした休憩時間に、何やら笑顔の交流。アリ君は自分のチョコをチームメイト一人一人に嬉しそうにプレゼントしていました。貰う方もニコニコでした。何も言葉はいらない。本当に素敵な光景でした。

 

最終日、前日に引き続き雨が残り、天候が危ぶまれました。アリ君が最もやりたがっていた試合。断続的に雨が降っていましたが、選手たちもとにかく前向き。雨なんか気にせず試合をやろうという主体的な熱意が溢れていて嬉しかった。彼らの思いが通じたのか、待望の紅白戦がスタート。

アリ君はショートで出場。

守備ではいいプレーもミスもありましたが、岐阜北高校のみんなと試合を楽しんでいました。打撃では、林投手に完全に押さえ込まれました。相当悔しがっていましたが、こうやって本気でぶつかり合えること自体、本当に素晴らしいことだと、当たり前に思えることでさえ、輝いて見えました。最後の打球が彼の前へ。迷わずダッシュし、最後は見事なプレーでした。

タンザニアのナショナルチームの主将として、意地を見せたプレーでした。

 

最後には、お別れのミーティング。岐阜北高校野球部のみんなの名前が書かれたボールをプレゼント。アリ君も感謝の思いを書いた手紙を渡し、日本での野球交流が終わりました。北高の生徒も喜んでいて嬉しかった。

いつかタンザニアに言ってみたい。

そんなことを口にする生徒が何人かいたことも嬉しかった。

練習後の合同自主練習

全体練習がおわったあと、ある一人の選手が、アリ君と一緒に守備練習をしたいと申し出があった。

こういうのは本当に嬉しい!

アリ君も喜んで参加。

二人でノックが始まった。

 

次第に人が増えていく。

楽しい時間。

 

やらされているわけでもなく

自分たちでやる練習。

 

これが原点。

 

疲れなんか忘れてしまうくらい楽しかった。

 

懐かしい感触。

 

幸せな時間でした^_^

 

最高の友達

アリ君は、彼らとの練習を振り返り、

満面の笑顔で『ベストフレンド』と繰り返す。

日本で出会った、野球で繋がった彼らのことを思い出すたびにそう話してくれました。

その表情が彼の日本での挑戦の全てを物語っているようでした。

 

ひと味違った、あらすじのないドラマを目の前でたくさん見せてもらいました🌸

 

帰国後の様子

無事に帰国できるかハラハラしていましたが、無事帰国の連絡がありホッとしました。

びっくりするくらい疲れが一気に出ました(笑)。

 

タンザニアに帰国したアリ君は、練習に張り切って参加しているようです。

周りのメンバーもあり君に刺激を受け、活気に満ちた練習をしているとJICA隊員の海野先生から連絡がありました。こうして日本での経験が、早速タンザニアで役に立っていることが感慨深いものがあります。

 

今でも、SNSで日本の高校生と、交流しているみたいです。

ほんのわずかな時間だったかもしれませんが、若いこれからの人材である彼らにとってどれだけ大きな意味を持つか。いまの私にはわかりませんが、これがきっと平和の種となって一人一人の人生に豊かな実りを与えてくれるものと信じています。

 

今回関わってくださった人、応援してくれた人、出会ってくれた人に心から感謝しています。スポーツを通して、教育を通して、野球を通して、人間を通して、ますます笑顔溢れる希望に満ちた出会いや出来事がたくさん生まれることを切に願っております。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

 

アリ君ようこそ来てくれました!

そして、お互い成長してまた必ず会いましょう!

 

タンザニアと日本、世界の平和を願って🌸

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です