【死を待つ家】インドのマザーハウスでボランティア活動に参加して

【死を待つ家】インドのマザーハウスでボランティア活動に参加して

12月2日、インドのコルカタにある

マザー・テレサが作ったマザーハウスで
ボランティアに参加させてもらいました

コルカタにはそれが一番の目的です。

いざ来てみて
果たして自分にできるかどうか
正直迷いも出てきました

今日行ってみて本当に行って良かった
これ以上ないほど濃い1日を過ごすことができました

その時の様子と自分の気持ちも合わせて
書き残しておこうと思います

施設の意向で施設内は
写真は撮ることができません
ご了承ください

マザーハウス

僕が行ったマザーハウスは
重い障がいを持った身寄りのない
お年寄りの施設

僕たちボランティアメンバーが
施設に入り洗濯物を干しに階段を登るとき
笑顔で握手を求め歓迎してくれた

表情と握る手から真心が伝わってきた

素直にうれしかった

施設の中は男女が分けられ
300~400人程いる

目が見えない人
耳がない人
手がない人

足を切断してる人
義足の人
歩くことができない人

知的障がいがある人
精神疾患で幻覚を見てる人
皮膚病で見たことないほど
全身に袋状のできものがある人

本当に様々な人たちがいた

僕が参加した日にやったこと

洗濯物を干す
朝食の配布・補助

ベッドメイキング

昼食の配布・補助
食器の回収

食器洗い

水の配布
車イスでの移動補助

周りを見ながら自分達で気づき
声を掛け合いながら取り組んだ

日本、中国、韓国からチェコ、ドイツ、スペイン、アメリカなど、いろんな国からボランティアに参加していました

施設の職員とボランティアメンバーが
協力しなければこの施設は回らない

世界の国々から
自分の意思で集ったメンバー

皆、自分の意思で動いていました

疲れはあったが
それ以上に価値ある時間を過ごせました

インドでの経験だが、きっと日本にも同じような世界はあることに気づかされた

施設にいるお年寄りの姿

ボランティアメンバーの姿

きっと今日という日は

ぼくにとって生涯忘れることのない一日

生きる

骨と皮だけのおじいさん

本当に骨と皮しかない

わずかに臆する自分がいましたが

そんなものは一瞬で断ち切り、僕はおじいさんが朝食を食べるお手伝いをしました

小さなクッキー3枚と紅茶

クッキーを紅茶の中に入れ砕き
スプーンですくって口へ運ぶ

味わうというより
必死に喰らう

むさぼり食うという方が

適切かもしれない

歯はほとんどない

スプーンを持つことも
自分の手を口に持っていくこともできない

自分の腕を持ち上げる筋力すら
なくなっているのは誰の目にもわかる

本当に骨と皮しかない

おじいさんはひたすら食べる

口を開け次を欲しがる
スプーンですくいまた口へ運ぶ

ほんのわずかだが
クッキーの小さなカスが
口元からおじいさんの右手に落ちた

僕はその時気づかなかった

いや、気づけなかった

僕の心のセンサーの力では

はそこまで考えてあげることができなかった

 

 

右手を上げようともがいていた
最初は何をしてるのかわからなかった

おじいさんは右手に落ちた
そのわずかなクッキーのカスを
血眼になって食べようとしていた

それくらい食べるということに必死

生きるために必死でした

僕はまた次の一すくいを口へ運ぶ

一生懸命に口を動かし飲み込み
また次を求める

僕も必死でした

なくなりかけてくると
スプーンに噛みつくように食べる

ついさっきまでは
じっとしたまま動かなかったおじいさん

生きることは食べること

必死に生きようとする
一人の人間を見ました

失敗のまま

朝食の補助
みなが食事をする中
ずっと眠ったままの男性

さっきの骨と皮しかないおじいさんとは別の人
僕はその人の朝食補助をすることになった

手を軽く叩き呼び掛けても
全く起きない

肩を叩きながら呼び掛けても
一向に目を覚まさない

だいぶ手こずる予感はしました

職員も呼び掛けてくれ
おじいさんはうつろでしたが
目を覚ましたので
クッキーを紅茶に入れ砕いたものを

スプーンですくい口へと運んでみる

うまく食べてくれない

寝ぼけているのか
首は横に垂れどうしても
口からこぼれてしまう

おじいさんは少しいらだっている気がした

何度か試みるが
お互い思うようにいかない

僕がもっている

クッキーを砕いた紅茶が入ったコップ

おじいさんは
自分でコップを掴もうとしてきた

自分で食べたいのだろうか

自分で食べれるのだろうか

コップとスプーンをおじいさんは預けてみた

無責任だった

おじいさんは体を大きく揺らし始め
痙攣するかのようになった
食べ物は全部周りに飛び散った

スタッフが気づき
おじいさんをなだめる

僕ではなく
床はスタッフが拭いてくれた

役に立てない自分がいた

しばらくして昼食の時間になった

さっきのおじいさんに
他のボランティアメンバーが
補助を始めていた

さっきのことを思い出して
再び落ち込みそうな自分がいる

だから他の人が担当にくれて
少しほっとする自分もいた

しかし担当したメンバーがうまくいかず
かなり困っていた

ちょっとだけ迷った

『失敗したまま終わんな』と

心のどこかで思いました

僕にやらせてくれないかと伝えました

再びそのおじいさんに食事の補助をする

おじいさんに自分で食べる力はない
だから自分が食べさせてあげるしかない

しゃがんでおじいさんに目線を合わせ
さっきより近づき
おかゆをすくい口へと運ぶ

上手に食べてくれた

食べる前に呼び掛けて
容器を少し口元にあて
スプーンが近づいてることを知らせた

少しスプーンを立て上唇で
お米をしっかり取れるようにしてみた

こぼれなくなった

おじいさんと呼吸が合ってきた

僕はスプーンですくい口へと運ぶ

それだけを必死になってやった

おじいさんは一生懸命食べてくれている

ただうれしかった

おじいさんの役に立てた

さっきの失敗した悲しい気持ちは
なくなっていた

全部食べ終わって
おじいさんはまた眠り始めた

少しだけ誇らしかった

☆一緒に活動したボランティアメンバー

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